01. 社会から必要とされ続けて、116年
林社長:私の会社、林ケミックは明治43年(1910年)に創業しました。もともとは大阪で始まりましたが、戦火を逃れるためにこの岡山・玉野の地へ移り、今年で116年目を迎えます。
私たちが扱っているのは「ガスケット」などの工業用品です。一般の方には馴染みがないかもしれませんが、発電所や化学プラントなどの配管をつなぐ、非常に重要な部品です。もし私たちの供給が止まれば、工場の稼働が止まってしまうかもしれない。私たちは「日本の産業インフラ」を支えている、という自負を持って仕事をしています。
よく「創業100年を超える企業は全国でもわずか」と言われます。なぜ私たちが生き残ってこれたのか。それは、どの時代においても「社会から必要とされる存在」であり続けたからだと思うんです。
02. 企業は「社会の公器」。だからこそ、外へ目を向ける
林社長:経営において私が大切にしているのは、企業は自分たちのためだけにあるのではない、ということです。
会社というのは、従業員の幸せのため、そして地域や社会に貢献して初めて存在意義がある。昔は生き残るのに必死でしたが、会社が安定してきた今だからこそ、外の世界に目を向け、私たちにできることをしていこう。そう決めて、数年前から子どもの自立支援や医療支援など、様々な寄付活動を続けてきました。
03. 若手社員が見つけた「農スクール」という希望
今回の農スクールさんへの支援を決めたのは、実は私の一存ではありません。社内の各部署から集まった若手中心の「SDGs推進チーム」が、自分たちの目線で選び、私にプレゼンしてくれたんです。
04. 「農スクール」の活動を発見し、寄付を提案した若手代表・眞田 尚幸さん
眞田さん:きっかけは、昨今の米不足などのニュースでした。「農業を支える活動がしたい」と彼らが調査を進める中で、農スクールさんの存在にたどり着きました。
彼らが私に報告してくれた時、「農スクールさんの活動は、『眩しい』」と言っていたのが印象的でした。
単に野菜を作るだけではない。ホームレスの方やひきこもり経験者など、働きたくても働けない状況にある方々と、人手不足の農業をつなぐ。
「農業の問題」と「人の雇用問題」。この2つの社会課題を同時に解決しようとする姿勢に、私たちは他にはない魅力を感じたんです。
05. フィールドは違っても、日本を支える「同志」として
皆様:私たちの仕事は、産業界のインフラを守ることです。お客様の困りごとを解決し、日本の産業を止めないことが使命です。 そして農スクールさんは、農業界というインフラを、人の再生を通じて守ろうとされています。
活躍するフィールドは違いますが、私たちは「日本のために貢献する」という同じ志を持つ同志だと思っています。
100年続く企業として、これからの未来を作る農スクールさんの挑戦を、そしてそこで汗を流す皆さんの姿を、私たちは心から応援しています。
